堂本剛さんへ
堂本剛さん
お誕生日おめでとうございます。
40歳!とても見えないし、なんなら信じられないです。
貴方のこの一年が、輝かしいものとなりますように。
思えば、あなたに出会ったのは去年の11月でした。
あなたの歌声(そしてルックス!)に心奪われて、もっともっとあなたのことを知りたくなり、夢中で調べました。(といっても、大半はウィキペディアだけれど)
そこで、私はあなたに関していろんなことを知りました。
好きなもの、趣味、家族のこと、ソロのこと、そして病気のこと。
そしてある日、私はあなたのある言葉に出会いました。
それは、様々な事情を抱えた少女たちの「死にたい」と思う心に対しての言葉でした。
その言葉を見て、私の心がすっと落ち着いたのを覚えています。
実は私自身、二年前の就職活動がきっかけで「死んでしまいたい」と思うようになっていました。
これからただ死に向かって生きていくだけなのに。もうこれ以上頑張れない。そう思ってしまったのです。
大学卒業から終わりまでの、あまりの果てしなさに、絶望してしまったのです。
別に、就職活動でモラハラに合ったわけでもないし、なにか怒鳴られたわけでもないんです。
でも、心は、落ち込んでしまったのです。
「このまま線路に飛び込んでしまえればいいのに」
「マンションのベランダから飛びおれればいいのに」
「両親は物凄く悲しむだろう」
「でも、死は、たまらなく怖い」
「でも、苦しい」
就職活動を続ける中、少しずつ心は落ち着いてはいきました。
でも、自分の中に芽生えた希死念慮に対する答えは、見つからないままでした。
そんな心を抱えたときに出会ったのが、あなたの言葉でした。
あなたの言葉は、「死にたい」という思いを決して否定することはなく、むしろ寄り添ってくれました。
そして、その状況から抜け出すための、ものの考え方を教えてくれました。
それは、とっても腑に落ちるものでした。決して精神論ではく、でも確かに、心が整理されていきました。
初めて、心の底から納得して、頑張ってみようと思えました。
きっとあなた自身がたくさん苦しんだから、そのような答えがでたのだと思います。
ふと、思うことがあります。
あなたが芸能界に入らなければ、ここまであなたが苦しむことはなかったのではないかと。
そう思うと、あなたからの言葉に感謝する一方で、心が痛みます。
でも、あなたが生きて、こうやって私があなたの言葉に出会えたことに、縁を感じずにはいられないのです。
やはり、心が折れてしまいそうになることは今でもあります。
でも、そんなときは、あなたの曲を聴くんです。
そうだなぁ、とくに「街」を聴いてます。
そうしたら、荒んだ自分の心から、消えかけていた愛とか、生きる力が、ぬくもりが、すーっと蘇ってくるんです。
堂本剛さん。
生き続けてくれてありがとう。
生きようと思ってくれてありがとう。
言葉を発信し続けてくれてありがとう。
歌を歌い続けてくれてありがとう。
あなたが、あなたの思う「幸せな人生」を生きれますように。
私の心を救ってくれてありがとう。
これからも、ずっと、応援しています。
2019.4.10