人生は沼だらけ

20代オタク女子のひとりごと/フィギュアスケート、昭和アイドル、Kinki Kids、ミュージカルなど

ENDRECHERIの海に溶けて、濡れて、染みて、そして…〜ENDRECHERI ライブ感想記

みなさま、ブログではご無沙汰しております。
実に二ヶ月ぶりの記事となりました。すみません。


というわけで…


去る6/5、ENDRECHERI NHKホール公演に参戦いたしました!
いろいろあってこのツアーを諦めかけていたなかでの参戦でした。ご縁に感謝です。

せっかくなので、自分がライブで感じたことを、つらつらと書いてみました。



〈ここからはネタバレ多々ありますのでご了承ください。〉



私はその日は死に物狂いで仕事を片付け、16時になった瞬間会社を飛び出し(※早退です)、はやる心を落ち着かせながら、NHKホールへと向かいました。

実は、これが人生初の生ENDRECHERI。ということは、人生おはつよし(寒いとか言うな)
さらに言えば、これが人生初のジャニーズタレントのライブ。この私がまさか、ジャニーズタレントのライブに行く…とは…(ライブ後の今ですら信じられない)

紫のシャドウをライン代わりにいれ、アイホールにピンクのシャドウを入れてみたり。好きな芸能人のイメージカラーメイクなんてしたことなかったから、加減もよくわからない。そしてなにより、こんなにもライブが楽しみで浮かれている自分に、ちょっと引いてさえいました。

会場付近で、ご一緒させていただく方と合流し、グッズ売り場へ。
グッズはたくさん買う方ではないはずなのに、気がついたら諭吉が旅立っていました。しかしどれも可愛いし、なにより実用的。事実、サンカクUSBは通勤のお供になっているし(マスコット扱い)、なんならTシャツは部屋着になってます。

Tシャツに着替え、ハンドライトの確認をして、いざ着席。世間話をしていたらあっという間に開演時間になりました。



鳴り出す音楽、モニターに映し出される映像。これから始まるライブに、ワクワクが止まりませんでした。(そしてところどころ現れるSankakuが可愛いんだこれが)


そして、ついにご本人登場。
私の席は二階席で、ステージとものすごく近いわけではありません。でも、剛くんのオーラは鮮やかで、すぐに彼を見つけることができました。

佇むだけでサマになる人っているんだなぁ。

それが、彼を見た最初の印象です。


二、三曲歌った後にMC。モノマネしながらの「堂本陽水です」の一言を聞いて改めて、面白くてかっこいい剛くんに会いに来れたんだなと実感しました。(そして最近、井上陽水にハマってる身としては、このモノマネがけっこう嬉しかった)

剛くんは、私のイメージの剛くんそのものでした。
歌がうまくて、ファッションがキマっていて、時々信じられないような可愛さもあって、トークがずば抜けて面白くて、そしてかっこいい。

すごいね、剛くん。たくさんの人の「堂本剛」のイメージを、崩さないんだもの。
20年以上、芸能人として第一線で活躍された方の凄さを思い知ったのでした。



さて、少し話がそれましたが…。

当初、このツアーの参戦は6/5が最初で最後ということもあり、私はライブを「目に焼き付ける」気満々でした。

ですが、いざ始まると、ENDRECHERIが奏でるグルーヴがたまらなく気持ちが良くて。
私は途中何度も、「目を瞑りながら」リズムに乗っていました。

陳腐ではあるけれど、喩えるなら、ENDRECHERIの音楽は海。
ENDRECHERIのグルーヴは波。
そして私は、音に溶けて、音に濡れて、音に染みていく…グルーヴを泳ぐ魚でした。


そして、音に浸る私の身体を貫いたのが、剛くんが発する高音のフェイクでした。
音源で幾度となく聴いたフェイク。恐らく生でも聴けるのだろうな、楽しみだな…と思っていたのですが。

かっこいいとか、そんな甘いもんじゃなかった。

人の歌声が、耳じゃなくて直に身体を貫いたような、そんな初めての感覚が、私の身体に広がったのです。そして声が貫いたあとは、その残響が身体中に染み渡るような…言葉にし難いものを感じました。

その声は私を虜にするには充分すぎるほどのパワーがありました。
今思い出しても、胸の奥が熱くなるのが分かります。

フェイク以外も勿論!文句なく安定していて上手くて。
歌手・堂本剛ここにあり、と言わんばかりの美しい歌声でした。


ENDRECHERIって、ある種官能の世界なのかもしれない。
それくらい、甘美で心地よく、自分の心の奥底に響きました。音を泳ぐ私は、一種の陶酔状態だったのかもしれません。

官能といえば、例のホットケーキの曲は、何故かライブ後暫くしてこっ恥ずかしくなりましたけどね←



そうそう、この日は音楽以外もいろいろ面白くて!

井上陽水モノマネ
・マイクを持ったままキャップを被る→マイクを顔にぶつける
・ポーズ?のレクチャー→指が攣る
・↑2つに対するファンからの心配の声に「大丈夫だぁ(※志村けん)」
・新曲「チェリーブロッサム」じゃなくて「水面音」だった
・バンメンさんと一緒に、グッズのパックをしながら演奏
・変わらぬホットケーキ愛
・新元号の話
・宇宙人との結婚の話
・バンメンさんとのバスツアーの話

などなど…。
トークの詳細は他の方のレポをご参照ください(丸投げ) MC、とにかく笑いました、ええ。

そんなお話のなかには真面目な話もいくつかあって。それは例えばパニック障害のこと、愛犬たちのこと。
辛い話を、至ってフラットに話している姿が印象的でした。

ずっとずっと戦ってきた彼が、少しでも彼の思う幸せな人生を送れれば、いいなぁ…なんて思いました。それすらファンのエゴかもしれないけれど。



そして最後の最後で、私は堂本剛のアイドルな一面に、腰を抜かされたのでした。
アンコールのセッションも終わり、最後の挨拶の一番最後、まさにハケるその時…。


「夢の中で逢おうぜ♡ちゅっ♡(会場に響き渡るリップ音)」


…こんな自分でも、いわゆる「黄色い声」が出るのだと、初めて分かりました。
気が付かぬうちに、「ひゃ〜〜」って、裏声で絶叫してましたよ。はい。

これより前に投げキッスもされたからね。蕩けるわこんなん。

堂本剛恐ろしい子…!!!



…とまあ、だらだらと語ってきましたが。
とにかく楽しかったです!ライブから一週間経ちましたが、なかなかに引きずっています。仕事にならない(仕事しろ)


最後にひとつだけ。

剛くんがセッションの途中、椅子に気怠く座りながら、ギターかベースのどちらかで、セッションしていた姿が忘れられません。

どのような雰囲気だったのか、私の場合、語れば語るほど安っぽくなりそうなので、敢えて多くは語りません。

音の海に揺蕩う彼は、ただただ、美しかったです。



…ENDRECHERIは、生命そのものでした。

そしてこれからも何度でも、ENDRECHERIという生命が生み出す海に溺れたい。心からそう思いました。

暫く、彼らの渦から抜け出せそうにありません。



2019.06.12