人生は沼だらけ

20代オタク女子のひとりごと/フィギュアスケート、昭和アイドル、Kinki Kids、ミュージカルなど

エリザヴェータ・トゥクタミシェワと私

今日は、私が応援し尊敬してやまないロシアのスケーター、エリザヴェータ・トゥクタミシェワ選手ことリーザのお誕生日です。

リーザ、お誕生日おめでとうございます!


思えば、リーザを応援し始めて5年近くが経ちました。え、まじ?5年?
自己満足ではありますが、今年はこれまでの私のリーザ応援の軌跡について語らせてください。
あ、めっちゃ長いです。そしてダラダラ書いてます。ほんとすいません。


始まりは、2014年のスケートアメリカ
ショートプログラムで、妖艶にボレロを滑る彼女に一目惚れしました。
ソチ五輪のあと、若手が続々出てくるなかで、妖艶且つゴージャスに「シニアのレディなスケート」をするリーザがとても魅力的に見えたのです。

また当時は、最推しともいえる浅田真央さんが休養に入られていました。当時の私には真央さん以外に推しスケーターがおらず、どこか心がそわそわしていました。彼女は、そんな私の前に彗星のごとく現れたスケーターだったのです。彼女に一目惚れした私は、「今シーズンは彼女を応援しよう!」と決めました。それくらい、リーザは魅力的なスケーターでした。

リーザがソチ五輪シーズンに不調に陥っていたのは、彼女を応援し始めてから知りました。
大きな不調から不死鳥の如く蘇り、「トゥクタミシェワは簡単に消えたりしない」と話した彼女の心の強さに私は心打たれ、リーザを応援する、という気持ちはより一層強くなりました。

2014-2015シーズンのリーザは本当に強かったです。出る試合出る試合で勝ち、ついには世界選手権で3Aを決め、優勝しました。あのリーザは本当に強くて、美しかった。

そして、2015年の6月、ついに彼女を生で見ることができました。Dream On Iceに出演が決まり、来日することになったのです。チケットを申し込むとなんとなんと当選。2日間見に行きました。ステッキを持って軽やかにGet Lowを滑る彼女は、とっても可愛かったです。ロシア国旗も振りまくりました。楽しかったな〜〜。

その数ヶ月後には、ジャパンオープンとカーニバルオンアイスで彼女を見ることができました。
このときはたまアリに選手の写真を載せた柱ができており、もちろんリーザの前で撮影しました。また、このとき人生初のプレゼントをリーザに送りました。確か、ハンカチと和風の髪飾りだったかな?少しでも、日本を楽しんでもらえたら…!その一心でした。

またこのときのフリー、ペール・ギュントが素晴らしくて。コレオシークエンスを間近で見れた席だったのですが、その迫力に鳥肌が立ったものです。ちなみにこのペール・ギュントは、私のリーザプロベスト3に入ります。

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ポースがアホですね。


…それからは、わりとゆるゆると応援してたかなぁ。
演技は追いつつも、超熱烈に…というわけではありませんでした。おそらく他にも好きな選手がたくさんできたからかなぁ、とも思います。
離れてしまっても、ふと演技を見ると、ああとっても好きだなぁと思う選手、それがリーザでした。


怪我などもあり、リーザは平昌五輪代表には選ばれませんでした。その時はやはりとても悲しかったです。辛いのは本人なのに…。五輪シーズン、序盤は好調の兆しを見せていただけに、なおショックが大きかったのかもしれません。



…時は過ぎて2018年6月。
2018-2019シーズンのNHK杯広島大会に、彼女はアサインされましたす。親への相談もほどほどに(こら)、リーザの試合を見たい!と思った私はチケットを申し込み、ありがたく当選しました。

11月、私は中学の修学旅行ぶりに広島に降り立ちました。このとき私は、リーザにかなり大きめの期待を抱いていました。何故ならそのシーズン、リーザはあの2014-2015シーズンの如く、復活していたのです。それも3Aとともに!GPS序盤のカナダ大会で優勝し、波に乗っていました。新幹線の遅延もありバタバタしていましたが、私は無事会場へ到着しました。

…話は前後しますが、私は10月にとある着物屋さんに行きました。目的は、リーザへのプレゼント。2015年のジャパンオープンの時のように、またもや「少しでも日本を楽しんでほしい」願望が復活した私は、彼女に羽織とベルト代わりの帯揚げを買うことを決めていました。
当初は大正ロマンちっくな華やかな羽織がいいかな、と思っていましたが、これ!というものが見つからず…。そこで見つけたのが、黒地に銀のちりめんが散りばめられた、シックな羽織でした。背中心と袖には紋が入っていた、いわゆる三つ紋。裏地はレトロな色合いで、例えるとアール・デコ風の柄。和風すぎないため、もしかしたら彼女もこれなら着やすいかもしれない、そして彼女に絶対似合う!と確信した私は、自分でちょっと羽織って大きさを確認し()、薄水色の帯揚げと共に購入しました。日常で洋服の上から羽織ったりしてくれたらいいな…と密かに妄想しながら。


私が観戦したのはフリースケーティングの日でした。もう、女子は神演技の連続で…この場に立ち会うことができて本当に良かった!と心の底から思ったのを覚えています。リーザの演技は、最後の方は泣きながら見ていました。彼女がまたしてもスランプを乗り越え、溌剌と、彼女の魅力である「レディなスケート」を見せてくれたことが、何よりも嬉しかったです。最後のスピンあたりほんと視界がぼやけたもん。6分間練習で見たクリーンな3Aもマジで忘れられない…。いい試合だったな…。

しかしここで終わらないのがこのNHK杯
翌日、リーザのぷちファンミに参加しました!!サインと2ショをいただくという奇跡も起きました。いや〜帰りの新幹線を遅らせた甲斐がありました。間近で見たリーザは本当に可愛くて、ファン思いの素敵な女性でした。

このNHK杯およびファンミの詳細は下記に記載しているので、よろしければご覧くださいませ。


mi-u-0129.hatenablog.com




このシーズン、リーザはGPFに出場し三位になりました。しかしその後病気になってしまったこともあり、ロシアナショナルへの参加・そしてユーロとワールドへの出場はなりませんでした。
いちファンの個人的な思いとしては、やはり大舞台で羽ばたくリーザを見たかった…!けれど、しょうがない…(涙)という気持ちでした(雑)悔しいのはリーザなのに、ね。(二度目)

でも、また強く美しいリーザを見ることができ、本当に嬉しく思ったのと同時に、決して諦めることなく歩み続けるリーザに対して、改めて尊敬の念を抱きました。


2018-2019シーズンが終わり、アイスショーシーズンがやってきました。
リーザはなんとファンタジーオンアイスへの出演が決定。しかし仕事の進捗がが読めなかった私は、ファンタジーオンアイスのチケットは取っておりませんでした。そしてその頃KinKi Kidsにドハマりした影響もあり(?)、5月の幕張公演の録画をし損なうなど、スケートから少し離れた日々を送っていました。

諸々の仕事が落ち着いた6月下旬のある日、録画していたファンタジーオンアイス神戸公演を見ようと、私はチャンネルの再生ボタンを押しました。
その日は夜遅かったため、私は真っ先にリーザの部分まで飛ばしました。(その後きちんと見ましたよw)

曲は、infinity。どこか和風で、且つダイナミックなヴァイオリンの音色にのって、着物姿のリーザがクールに滑り出しました。
「あれ…?」
私は、その着物に既視感を覚えました。ひとまず、その後プログラムを見続けることに…。演技が終わり、挨拶のあと、演技途中に脱いだ着物を抱え去るリーザ…そこにわずかに見えた、アール・デコ風のレトロな柄の裏地…。

「私がプレゼントした着物かもしれない!!!」

即座に録画を巻き戻し、登場シーンを何度も見ました。
黒地に銀のちりめんが散りばめられていて、三つ紋があって、薄水色の帯揚げをしている…!

もしかしたら違うかも…そんな不安もあり、そういえばスポーツニュースサイトのアカウントがこのショーの写真をアップしていた…と思い出した私は、Twitterで検索し、リーザが着物を着ていた写真を見つけ出しました。


確信しました。
リーザが着ていた羽織と帯揚げは、私がNHK杯の時にプレゼントしたあの羽織と帯揚げだったのです。


何が起きたのか、その瞬間はよく分かりませんでした。
衝撃のあまり、Twitterにその事実を呟くと、瞬く間に拡散されました。その反応の大きさに、この出来事の大きさを実感しました。
そしてじわじわと、嬉しさがこみあげてきました。


リーザが、半年以上も前のプレゼントを大切に保管してくれていたこと。
アイスショーで、衣装として着てくれたこと。
そして、日本で滑ってくれたこと。


とてもとても、嬉しかったです。



私は、リーザからこのようなお返しがなくても、ずっとリーザを応援しようと、思っていました。

でも、このサプライズがあり、私のリーザへの思いはより一層強くなったのは事実です。そこは正直に言います。笑
だからといって、これから他の選手にもこういうプレゼントを送ろうとか、リーザにもまたプレゼントしようとか、そこまでは思いません。また、その気になったら…くらいでいいかなって思ってます。プレゼントは究極の自己満足ですからね。それにプレゼントをアップしてもらうために送る…ってなってしまうのは本末転倒な気もしますから。


私は、このリーザからの思いを、有難く受け取るだけに留めようと思います。
そしてそのお返しではないけれど、より一層強く、彼女を応援し続けようと思います。どんなときでも、彼女のファンであり続けたいと思います。

願わくば、もう一度だけでいいから、現地に赴いて彼女を応援したいです。いや、します!!!
リーザ、待ってろよ〜!!!



リーザ、お誕生日おめでとう!

こんなに優しくて、温かくて、強くて、美しい人を私は知りません。


これからも、ずっとずっと、応援させてください。


あなたのスケート、人柄が、大好きです。



日本のいちファンより。







2019.12.17